日本舞踊の世界。

先日西川流の方の会を拝見してきました。
会主の方とは数年前の創作舞踊劇場でご一緒させていただいて以来、
折に触れ親しくさせていただいてます。
私の尊敬する舞踊家さんの内の1人で本当に素敵な踊りを踊られます。

上手い踊りを踊る人はたくさんいらっしゃいますが、
見ていて気持ちがいい、とか目をひく、とか
(もちろん個人の好みによりますが)そういう踊りをなさる方です。

踊りを習い始めて、お稽古場に通っているだけだと
同じ流派でもなかなか他の稽古場の方と交わる機会はありません。
まして、他の流派の方と交わる機会はもっと無いです。
その時はその世界だけで踊りを踊っているからそれが普通でした。
でも名執になり、他の稽古場の方と舞台をご一緒させていただき、
師範になり、他の流派の方と舞台をご一緒させていただき・・・
それがどれだけ自分の踊りに影響を与えているか計り知れません。
「こんなに素敵な舞踊家さんがいるんだ」と感じたり、
他の流派の方からご指導を頂いたり・・・
そこに身を置いて、初めて気付いたり、感じたりすることがたくさんありました。
もちろん、自分のいるお稽古場が自分の基本・基礎であり、
最も大事にしなければならない場所だということも、
外に出て改めて感じたことでもあります。

今の私にとって他の流派の方とご一緒できる機会は
日本舞踊協会の公演か新作公演になります。
子育てをしながらそういった公演に出演するのは
周りの親・兄弟・家族の助けなしでは大変難しいです。
でもできるだけ出演して自分の踊りを磨きたいと
先日の会で会主様の踊りを拝見して改めて思ったのでした・・・。


ちなみにさくらは客席でずっと手を動かして踊ってました(笑)